2022/05/13

全身真っ黒はNG?友人の結婚式に参列するときに知っておくべき「服装マナー」

友人の結婚式に招待されたとき、お祝いの嬉しい気持ちの一方で「ドレスはどうしよう」「スーツは何が良いの?」「初めての結婚式参列で心配」など、不安を感じるも多いのではないでしょうか。
特に服装に関しては、知らない間に恥ずかしい思いをしてしまうことも…。

今回は、友人の結婚式に参列する前に知っておくべき「服装マナー」を解説していきます!

女性の服装マナー

結婚式は新郎新婦が主役のフォーマルなお祝いの場です。
「実はマナー違反だった…」と後悔しないようにしっかりチェックしておきましょう!

「全身真っ黒」または「白いドレス」はNG

全身真っ黒な服装や白いドレスは、結婚式のゲストとしてはマナー違反になってしまいます。

全身真っ黒は喪服を連想するので避けましょう。
黒いドレスを着る場合は、羽織や靴、小物などで色を入れて華やかさをプラスすると良いです。

そして白いドレスは主役である花嫁の特権です。あくまでゲストの立場なので、白いドレスは必ず避けましょう。
また、クリーム色やベージュ、明るい黄色など淡い色は、写真を撮ったときに白っぽく見えてしまうことも…。濃い色の羽織などを合わせて、白っぽくならないように注意してください。

肌の露出が多いとNG

肩が出ているドレスや、膝上10cm以上のミニ丈のドレスなど、肌の露出が多いものは避けましょう。ノースリーブの場合はボレロなど羽織があると良いです。
ただし、夜のパーティーやカジュアルな場合はOKとされることもあります。
事前に主催者へ当日の雰囲気や会場などを確認しておくと良いでしょう。

ドレスや小物の素材も要注意

結婚式はフォーマルな場なので、昼間であれば透け感、光沢感が控えめな素材やレース素材などがおすすめです。
夜の場合は透け感、光沢感のある素材でも問題ありません。

カジュアルな麻やデニム素材など、カジュアルな素材は避けましょう。
バッグも普段使いの物ではなくパーティーバッグを用意しておくと◎。

そして昼夜問わず避けるべき素材が「毛皮」や「アニマル柄」、「ファー素材」です。毛皮やファー素材は、繊維や埃が舞いやすいという理由もありますが、殺生を連想するという理由からもNGとされています。

アクセサリーは派手すぎないものを

昼間の場合は特に、光を抑えたパールなどシックなアクセサリーを選びましょう。
シンプルな白いパールが定番とされています。輝きの強いアクセサリーは、写真撮影の際に他の参列者に反射してしまう可能性も…。
また、揺れるデザインもNGとされています。小ぶりの石などが良いでしょう。

夜の場合は輝きのある華やかなジュエリーを使用しても問題ありません。揺れるデザインもOKです。

その他、生花や生花モチーフのアクセサリーや腕時計がNGです。
生花は主役である花嫁のイメージから、腕時計は「時間を気にすることは失礼」という理由からマナー違反とされています。

黒いストッキング・タイツはNG

特に冬場は寒さを理由に黒いストッキング・タイツを選ぶこともありますが、結婚式ではNGです。
黒は喪服を連想するため、ベージュなど肌色のストキング・タイツを履くようにしましょう。

また、肌色以外のカラータイツはカジュアルな印象になってしまうため避けましょう。

足元の寒さ対策としてはストッキングの重ね履きや、靴の中にカイロを入れるのも良いでしょう。
最近は厚い生地の肌色ストッキング・タイツもあるので、こちらもおすすめです。

靴はつま先の隠れるパンプスが基本

つま先の見えるオープントゥやサンダルや、スニーカーやブーツ、フラットシューズなどカジュアルな靴もNGとされています。

基本的にヒールが5cm以上あるパンプスが良いとされていますが、マタニティや小さなお子様連れの場合などは、ヒールが無くてもOKです。 フォーマルな場にあう上品な靴を選びましょう。

結婚式のドレスはレンタルがおすすめ

細かな服装マナーも多いため、選ぶのが大変な上に結局結婚式以外で使うことがなくなって、勿体無く感じてしまう方もいると思います。

そんな方にはドレスのレンタルがおすすめです。
参列する結婚式の雰囲気や季節感、トレンド、ご自身の好みに合わせてレンタルすることができるので、様々なデザインのドレスを楽しむことができます。

男性の服装マナー

女性の服装マナーと同様に、男性も主役である新郎新婦よりも控えめな服装である必要があります。
ポイントを押さえて、正しい服装マナーで結婚式に参列しましょう!

基本は「ブラックスーツ」

男性は基本的に「ブラックスーツ」を着用しましょう。
ダークスーツを礼服として着用する場合はノーベント(ジャケットの後ろに切れ込みがないもの)で、裾がシングルのパンツを選んでください。

また、ネクタイと同じ色のポケットチーフを用意したり、ジャケットの下に黒いベストを着用したりすることで、よりフォーマルな印象を与えることができます。

カジュアルな結婚式ではブラックスーツではなく、グレーや濃い紺色の「ダークスーツ」と呼ばれるものでもOKです。

ベージュや明るい色のスーツは、写真撮影の際に白く見えてしまう可能性もあるので避けましょう。
女性のドレスと同様に、白色は新郎新婦の特権です。

シャツは「白色の無地」

ブラックスーツに合わせるシャツは「白色の無地」を選びましょう。
襟は「レギュラーカラー」または「セミワイドカラー」が無難です。

カジュアルな結婚式で、ダークスーツに合わせる場合は水色や薄いピンク色のシャツでも問題ありません。

また、半袖はカジュアルな印象になってしまうためNGです。
同様にカジュアルな印象のチェック柄やストライプ柄のシャツも避けましょう。

ベルトやネクタイなど小物の素材・色にも要注意

ベルトは黒色のシンプルなものを選びましょう。

そして、ネクタイは無地や織柄などフォーマルな場に合ったデザインを選ぶようにしましょう。
シルク素材が一般的とされており、色は「白色」「シルバー」「水色」「薄いピンク」などが良いです。「シャンパンゴールド」も華やかな印象になるためおすすめです。

ネクタイピンやカフスは無くても問題ありませんが、華やかさをプラスする場合やおしゃれな印象にしたい場合はつけておくと良いでしょう。

靴も靴下も基本は「黒色」

フォーマルな場の靴は、黒色で「ストレートチップ」または飾りのない「プレーントゥ」を選びましょう。

ブーツや小さな穴が空いたタイプのものはカジュアルな印象が強いためNGです。

また、靴下は「くるぶし丈」で黒色のものを選びましょう。

男性もレンタルがおすすめ

使用頻度の低いフォーマルなアイテムは、レンタルがおすすめです。
靴のレンタルは、スーツほど細かい採寸が不要なので、気軽に試すことができます。

服装以外の結婚式マナー

服装に関するマナーを解説しましたが、友人の結婚式に参列するにあたって知っておくべきマナーは他にもたくさんあります。
恥ずかしい思いをしないためにも、事前にチェックしておきましょう!

おわりに

友人の結婚式に参列するにあたって、上記の服装マナーはぜひ抑えておきましょう。その上で季節感や式の雰囲気に合わせた服装を選ぶことが大切です。
主役はあくまで新郎新婦ということを忘れずに、気遣いのある装いを心がけましょう。