2023/07/14
結婚式・披露宴に出席するゲストの服装について ~男性編~
この記事を読んでくださっている男性のみなさんへ質問です。
結婚式にゲストで出席する際、服装はスーツやセットアップであればとりあえずOKだろう。と思っていないでしょうか?しかし実際に参列するとなると、服装は気を付けたいポイントがいくつかあります。
今回は、結婚式・披露宴に出席する男性ゲストの服装について、解説します。
ゲストの場合、白スーツはNG!
当然ですが、新郎新婦と色が被ってしまう可能性がある白スーツは絶対にNGです。白はウェディングドレスの色ですし、新郎が白のタキシードを着ることもあります。白だけでなく、明るいグレーや白に近い淡い彩色のスーツもNGとされています。
結婚式は新郎新婦が主役の席ですから、その主役と同じような色味の服装は絶対に着用しないように心がけましょう。主役を引き立てられるように、ゲストは黒やダークカラーのスーツを選びましょう。
派手な柄・色のスーツ
上記と近寄った内容になりますが、派手すぎて悪目立ちしてしまうようなスーツは絶対に選ばないようにしましょう。例をあげると某お笑い芸人さんが着ている、派手なビビットカラーの赤いスーツや有名百貨店の袋柄のようなスーツです。(極端な例ですが…)
スーツだけでなく、中に着るシャツやネクタイ、ベルトなども気を付けなければなりません。派手な服装は控えて、新郎新婦を際立たせるような服装を意識しましょう。
また、気を付けておきたいのが「動物柄」が入った服や小物。例をあげるとヒョウ柄のネクタイやヘビ皮革の財布など。動物柄は動物の殺生をイメージさせることから縁起が悪いものとされており、人によっては気にしてしまう要素です。結婚式に出席する全ての人が気分良く終えれるようにこういった細かい部分も配慮した服装選びをしましょう。
仕事帰りをイメージさせるようなスーツの着方は✕
ここまでの内容を踏まえて、「それなら男性ゲストは普通のスーツで大丈夫か」と感じる人もいるかもしれませんが、ここで避けておきたいのが「仕事帰り」をイメージさせるような服装です。
ビジネススーツ自体で出席することがダメという訳ではなく、そのビジネススーツを普段の着方と同じような状態で出席することが、「仕事帰りについでに出席した」と想起させるため、マナー的に✕ということです。
そのため、もしビジネススーツを結婚式に着ていく場合は、胸ポケットにポケットチーフを入れたり、ネクタイにカフスボタンを付けるなど、普段とは違う華やかさを付け加える工夫をしましょう。
バッグもリュックやビジネスバッグを避けて、小さめのクラッチバッグを持ちましょう。
足元も油断せずに
スーツやシャツばかりに意識が向いてしまいますが、足元も気を抜かないようにしましょう。
靴下は黒色の無地が基本です。カジュアルなパーティーならば、柄物でも問題ない場合がありますが、黒の無地を選んでおけば、ひとまず無難で安心できます。白だと子供っぽい印象を受けてしまいますので、大人の方は避けておくことをおすすめします。
忘れてはならないのが、着席した際パンツの裾が上がったとしても、肌が隠れる長さの靴下を履くということです。結婚式はフォーマルな場ですので、足首が隠れる長さの靴下を履くのが基本です。くるぶしが出るようなスニーカーソックスは避けましょう。
次に靴ですが、フォーマルな場ですので、やはり「革靴」を履いていくのが一番無難です。革靴ならなんでもいいというわけではなく、小さな穴が開いた「メダリオン」と呼ばれるデザインはカジュアルなものなので、避けておくことをおすすめします。
男性ゲストのおすすめ服装
男性ゲストの結婚式へ出席する際の服装は、ブラックスーツが一番無難でオールマイティーでしょう。格式の高い結婚式からカジュアルな結婚式まで、幅広い形式での結婚式にも、このスタイルであれば間違いありません。ビジネススーツと差別化できるような生地やシルエットのスーツを選びましょう。
カジュアルな結婚式であれば、ネイビーやグレーのダークスーツでおしゃれに装っても良いでしょう。
まとめ
今回は結婚式・披露宴に出席する男性ゲストの服装について、解説しました。
結婚式の主役は新郎新婦です。その主役よりも目立ってしまうような服装は絶対に避けるようにしましょう。また、スーツならなんでも良いというわけでもなく、ビジネススーツを着ていく場合は「仕事帰り」をイメージさせないように、普段とは違った装飾を付け加えるということを覚えておきましょう。足元も油断せず、フォーマルな場にふさわしい靴下と革靴を履くことを意識しておきましょう。