今から1,400年ほど前、根岸の海の沖合に突如金色の光が現れ、みやびやかな音が響き渡りました。一体何事であろうと里人は沖合を見つめていましたが、それが何なのかわかりませんでした。それから7日目のこと、その光明と妙音が静々と浜に近づき、八幡川の河口近くに何かが着岸しました。やがて自然に光明は消え、音も静まったため、当郷の人々が集まってよくよく見ると、汐に打たれて黒光りした神像が亀型の台座に立ち、五尺ほどの枯れ木の根に乗っていました。
さっそく村の守り神として村長の家に祀ったところ、突然一人の童子が物の怪(もののけ)がついたように狂い騒ぎ出し、「我は正八幡なり。この里を鎮護し、里人の苦難を救わんとして、千里の波涛を漂い来るに、ああ知らずして民家に置けり。速やかに当浦われ着岸の芝原に一社を建てて遷すべし。」と言い終わるや、童子は身震いをして大汗をかいたかと思うと、静かに座して物の怪もさめたといいます。里人がさっそく、八幡川の下流の東岸、現在の滝頭八幡が鎮座する場所にお宮を建て神像を安置したのが始まりとなります。以後、誰いうとなく八幡宮と尊称し、「根岸村の鎮守」として崇敬し、毎年9月15日に例祭を行っております。
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根岸八幡神社(ねぎしはちまんじんじゃ)
〒235-0007
神奈川県横浜市磯子区西町1−1JR京浜東北根岸線 根岸駅 徒歩7分
結婚式:あり30,000円~
お宮参り:あり5,000円~
七五三:あり5,000円~
こだわりポイント
着替室・控室完備
カメラマンの持ち込みができる
衣裳の持ち込みができる