2023/06/02

あなたもお願いされるかも!結婚式でのスピーチについてご紹介 | 後編

結婚式の場においては、さまざまな人が挨拶やスピーチをします。もしかしたら記事をお読みくださっているあなたも「友人代表でスピーチをしてほしい」とお願いされる時がくるかもしれません。

そこで今回は、結婚式で行われるスピーチについて、前編と後編に分けて紹介します。

後編となる本記事では、結婚式でスピーチを行う際に気を付けたい言葉遣いや避けたい話題などを紹介します。

スピーチをする際の言葉遣いや避けたい話題について

新郎新婦から友人代表としてスピーチを任されたとします。結婚式という新郎新婦にとって一大イベントの場において、友人代表のスピーチを任されたとなると、「場を盛り上げなければ」という意識が強くなってしまいそうです。

その意識が強くなりすぎてしまい、言葉遣いが乱れたり、新郎新婦にとって避けたい話題がでてしまうと、結婚式の場が盛り上がるどころか気まずい雰囲気になりかねません。そのような事態は、絶対に避けるべきです。

結婚式や披露宴のスピーチでは、本記事で紹介する言葉遣いと話題に配慮した内容にしましょう。

気を付けたい言葉遣い

くだけた言葉遣い

結婚式はフォーマルな場です。自分のことは「わたし」や「わたくし」と呼ぶようにしましょう。この部分は、男性が特に気を付けなければなりません。

同じように、スピーチ中に新郎新婦や他の人の名前を読み上げる場合も、「○○・○○ちゃん」と呼び捨てやちゃん呼びではなく、「○○さん」とさん付けで名前を読み上げるようにしましょう。親しみのある名称で呼ぶのも仲の良さを感じ取れますが、フォーマルな場だということを忘れてはいけません。

名称だけでなく、「マジで」や「めちゃくちゃ」などくだけた言葉の表現も気を付けたいです。絶対にやってはいけないという訳ではありませんが、他のゲストにどのような印象を持たれるか分かりませんので、極力避けるようにしましょう。

忌み言葉は避ける

結婚式では使うのを避けたい、「忌み言葉」があります。下記のリストに載っている言葉の使用は避けた内容にしましょう。

忌み言葉
不幸を連想させる言葉落ちる、敗れる、悲しむ、病気、九、四 など
別れを連想させる言葉別れる、切れる、離れる、終わる、戻る など
再婚を連想させる重ね言葉わざわざ、度々、益々、次々、くれぐれ など

避けたい話題

下ネタ

当然ですが、フォーマルな場においていわゆる”下ネタ”は絶対に避けるべきです。耳を疑う話ですが、スピーチを任された人の中には、場を盛り上げようと下ネタを話す人がいるようです。

仲の良い友人などで集まった飲み会であれば盛り上がるかもしれませんが、結婚式には親族や職場関係の人たちもいます。そのような話題が苦手な人もいるでしょう。場をわきまえて、下ネタを話題に出すのは絶対に避けましょう。

新郎新婦の暴露話

新郎新婦の過去の異性関係や良い印象のないエピソードの暴露話も避けるようにしましょう。新郎新婦の「学生時代の恋愛事情」や「職場でのトラブル」などを、うっかり話して不快な思いをさせないようにしましょう。

自分語り

スピーチをする際、まずは自分が何者で新郎新婦とどういった関係なのか、ゲストに認知してもらうために自己紹介をすると思います。ただ、その自己紹介が長くなりすぎてスピーチのほとんどが自分語りになってしまうのは✕です。

結婚式の主役は新郎新婦です。ふたりに注目がいくような内容を意識してスピーチの内容を作りましょう。

身内ネタ

一部の人にしか分からない、いわゆる”身内ネタ”も避けるべきです。例えば、学生時代のノリや先生の話題を出しても、親族や職場関係の人には伝わりません。分かる人ならとても面白い話題かもしれませんが、分からない人にとっては疎外感を覚えてしまう内容は避けるようにしましょう。

子どもの話題

子どもの話題はとてもデリケートです。今の時代、子どもに関する考え方は夫婦によってそれぞれ形があるはずです。子どもについては触れずに、「ふたりで温かい家庭を築いてください」といった内容の方が良いかもしれませんね。

また、結婚式の段階ですでに妊娠している、いわゆる”授かり婚”の場合でも、デリケートな話題のため触れないのが無難でしょう。

まとめ

結婚式で行われるスピーチについて、後編となる本記事ではスピーチを行う際に気を付けたい言葉遣いや避けたい話題などを紹介しました。

もし、あまり印象が良くないスピーチをしてしまうと、(こんな人に友人代表のスピーチを任せたのか…)と自分だけでなく、新郎新婦の印象も下げてしまうかもしれません。

スピーチを通して、結婚式の場を盛り上げるのも大事ですが、主役は新郎新婦です。ふたりを祝福する気持ちを大前提にして、スピーチの内容を組み立てましょう。